2011恒例行事、卒業生の味噌仕込ました♪

この味噌仕込はレギュラークラス2年卒業した方なら、何度でも参加できる恒例行事です。パン作りに慣れたら、もう一歩踏み込んで、別の発酵食品を作ってみると、よりパンの面白さがわかったりするんです。一見、まったく関係ないように思えますが、『酵母』というテーマは同じなんです。パンの酵母と味噌酵母とはもちろん違いがありますが、ゆっくり熟成させて作ることが美味しさにつながるのは共通しています。
手作り味噌。「以前、人から頂いたのがあまりにしょっぱくて、良い印象がない」というのは残念な気がします。味噌にも好みがあります。そして、味噌は、「第一に麹、二に大豆、三に塩」と言われます。材料によって味の違うものができるんですよ。そして、室温でキープするので、その時の季節によって、出来栄えが違うのは当たり前です。せめてその季節の違いの味噌を楽しむ余裕があってもいいんじゃないのかしら?と思います。


昨年から試しています、味噌仕込の後、酒粕で蓋をするやり方。昨年一部の樽で試したら、フルーティーで味が良かったので、今年は全樽を酒粕で蓋をしました。各自が酒粕を持ち寄り、酒粕の銘柄をメモっておきます。酒粕によってカビの生え具合が違うかもしれないです。カビが少なければ熟成した酒粕は漬け物用に使えて楽しみ倍増です。酒粕はカビでダメになったとしても味噌は完璧なはずです。今回は8月の味噌開きがより楽しみです。

それから、次いでというのもなんですが、最近、耳にする「塩糀」。塩の代わりに使える調味料です。実は今年に入ってから興味があってすでに作っておりました。味噌と同じで、まず「こうじ」によって味が異なる気がします。個人的には作るのは3回目です、やっぱり「生の米糀」だわ。今回、仕込したのを塩糀として作るのは初めてなんですが、今回のが味がまろやかで好きかな〜(左写真)。これは仕込んで10日ほどで使えるようになります。特に漬け物作りは最適で、塩の代わりに塩糀を加えて一晩おくんです。糀が、野菜のうま味を引き出してくれて、とても味深い一夜漬けができます。もちろん、パンに入れてもいいですよ。

パンがなければ自分で焼けばいい、ヨーグルトがなければ乳酸菌を増やして作ればいい、砂糖がなくなったらこの糀で自然の甘味を作ろうかな〜(^^)v

※貴方は自分の知恵と手で、どんな食べ物作ることができますか?