本の撮影2日目の風景

最近はパンを焼いたあとはデジカメで撮影して、自分の資料として保存しておくというのは誰でもやっていることですね。それを、ブログで使うという人もいるけど、いずれにしもて、あとで自分がわかるように撮っておくということだと思います。

本の写真となると、初めて見る人にもそのパンの美味しさをわかってもらわないとならないのね。だからパンを大写しすればいいという安直なものでは何も伝わらないと思うの。本で伝えられないもの、それは焼き立てのパンの匂いでしょ。本から感じるの「食べてみた〰い!」って、じゃないと楽しい本にはならないわ。作り方だけわかるというのも、面白みは感じないしね。

レシピを作る人がいて(著者)、料理に合わせて食器などをアレンジする人(スタイリスト)と通常は作業が別な場合も多くあります。本の後ろをみると名前が書いてあるのよ。
今回の本はというと、スタイリストの仕事も自分でやっています。この作業は、パンのある生活のイメージをどれだけ膨らませられるかにかかるの。このパンは誰が焼いて、誰に食べさせようとしているのかなどなど。イメージをどんどん作っていきます。そうすると、輪郭がはっきりしてくるのよ。そうやって、一つ一つスタイリングしています。

例えば、コーンブレッド、貴方ならどうスタイリングしますか?そんな風に考えてみて。

「黒人のママがいつものように、得意のコーンブレッドを焼いてくれているの、それが今焼きあがって、テーブルにどーんと乗ったところ。」というイメージが固まって、それから、用意したのは、NYのフリマで買った、アイボリーのお皿の深さがちょうどいい、そして青と白のチェックの布地、フォークとナイフはペンシルバニアのフリマで買った使いこんだフォークとナイフ。シロップもバターも欲しいわね。

というわけでこんなスタイリングにしました。どうかしら?もちろん、実際、本になるのは、プロのカメラマンさんが撮影していますから、出来あがりはもっと美味しくなっちゃうんですよ。
パンは焼きあがると色がほとんど茶色になってしまうので、そこをスタイリングするのが難しいんです。
2日目、このスタイリングもイメージ通りに撮影が終わっていきます。ようやく半分です。今週は少しお休みしてまた来週一気に撮影して、一段落です。今回の本、元気がない時に見たら、食欲出てきて、元気になる!って感じになったら素敵だと思っています(^^ゞまだまだがんばりま〰す!

パンケーキのスタイリング、ブルーベリージャムが垂れるを一発勝負で撮影したんだよ〰!(^^)!