2012年度 レギュラークラス募集のお知らせ

2012年4月スタートのレギュラークラスの募集を開始いたしました。パン作りは季節とリンクしているので最低でも一年を通して参加することが望ましいと考えています。ただ、社会状況の変化と共に年間で参加することが難しい人も増えてきたような気がします。
そこで、来期からは前半クラスについては、まず初級(5回)で一度終了します。その後、もっとパン作りに興味が湧いてきた方は中級(6回)を継続して参加していただくというスタイルにします。

ブレッドオンブレッドはクラスが複数あります。15年教室を続けて思うことは、やはり基本をマスターした人は、他のパン(ニューヨークスタイルのパンや天然酵母なども)を作るのも、手がよく動くし、何よりも気軽にパン作りを楽しんでいます、それを実感しています。

ニューヨークスタイルのパンは基本のパンというより応用編のパンばかりなんです。もちろん、初めて焼くパンがベーグルだったりするのも大歓迎ですが、パン作りはもっともっと面白いことがいっぱいあるんです。ブレッドオンブレッドに参加した皆さんにそれを伝えたいと思っています。

前半(初級)5回では、イギリスパンがマスターできます(この写真は生徒作です)。一般的には上級編とも言われるこのイギリスパン、次の朝のために前日に焼いたイギリスパンが硬くて悲しいということにならないように。この初級では「イギリスパンをマスターする!」というのが目標にもなります。

よく言われるのは「ブレッドオンブレッドのパン作りって他と違いますよね」だそうです。実際、私は他を知らないのでよくわかりませんが、美味しいパンを焼くには小麦粉とイーストのことが少しわかるだけで、自由に広がっていくものだと実感しておりますよ。

こんな質問も受けたことがあります「パンの発酵って2回するんですよね」って。
そんなこと誰が決めたのかしら??私は1回の時もあるし、2回の時もあるし、3回の時もあるし、急いでいたら1回、ゆっくりしている時は2回よ」って応えました。
「食べたいパンによって、または、酵母の種類によって、自分流でやってますよ、パンに決まりがあるとしたら、小麦粉と酵母を使うってことだけなの」
ベーグル作るの1回しか発酵しないのは私のやり方です。NYではプロは2回以上、そして数日かけて作っていますよ。私も始めたころ発酵は2回と本などの情報からそう思っていました。でもある時、なんで2回って決まってるのかな?2回発酵させるから、ふわふわになっちゃうのね。それなら1回でちょうどいいのでは?」と考えを変えてから、一気にパン作りが自由になりました。決して本などにとらわれず、自由に作るのがパンを作るっていうことなんだと強く思いました。
ただし、コツがあります。そのポイントさえマスターできればあとは自由です。

日本人はとにかくなんでも難しく考えるのが好きなんですよ。1+1=2って決まっていることが好きなんですよね。私は1+1が5だったり、6だったり、10だったり、つまり、本当は2じゃない答えもあるかもしれないって思う事のほうがワクワクしてしまうんですね。そして導いた答えは2でもあり、3でも4でも、なんでもいいんだわ♪という世界が好きで、それはまさしくパンを作ることがそういう事だと実感しています。

パン焼きの原点「自然酵母でパンを焼く」なんていうと、もう難しく考える人が多くてどうしたものか???パンって「たまたま膨らんだものを焼いたら美味しかった」なんていうのが起源なんですよ。
ブレッドオンブレッドに参加したみなさんには自由にパンを焼いてもらいたいわ。自分のため、家族のため、彼氏のため、もしかしたら酵母のためにパンを焼くってこともあるかもね(^0_0^)

2012年レギュラークラス募集の詳細はこちらからどうぞ!

よくメンバーに言います「大体」とか「いい加減に」とか「適当に」ということは、めちゃくちゃでいいというわけではないですからね!