この20年を振り返ると・・・ニューヨークのパンが食べたくて


ニューヨークでの経験が、帰国後に形になったのがパン教室でした。だって、ニューヨークのパンは本当に美味しかったんです。それまで、パンはお菓子のような存在だったので、あまり気にもとめていなかったんです。
パンの食べ方とか美味しさを教えてくれたのはニューヨークでした。
1991年帰国後、そんなパンが恋しくて食べたくて(当時は、ベーグルでさえ認知度低いパンでした)、自分で焼くしかない!!。でも作り方がわからない(>_<)、カルチャーセンターみたいなところにも行ってみましたが、期待したものは何一つありませんでした。でもそれは「自分ならもっと楽しくて美味しいパン教室ができる!」と考えるきっかけになってしまったわけです。
これが「おいしいパンの教室Bread on Bread」のスタートでした。

教室をスタートしたのは、地元同級生が集めてくれた4人の生徒さんからスタートでした。レシピはできていました。でも教え方、指導のし方は手探りでした。それは、パン作りがまったくわからない自分がどう進んだかをなぞるように伝えるしかありませんでした。
実は、それは今も変わらず、「そうすると、パン膨らまないよ」とか「たぶん、それだと、焼き色つかないわ」とか、全てが自分の失敗経験が元なんです。
とにかくパン作りは本を百冊読んでもわからない事なんですよね。いっぱい失敗を重ねることが、美味しいパンへの道なのです。

教室をスタートしてからは、本の出版、雑誌、テレビ、ラジオなどで紹介して頂いて、面白かったですよ(*^^)v。かれこれ20年、この間に本当に多くの、それも感度の良い女性達が教室に集まってくれました。その女性達はKayo先生のパワーにも負けず劣らず、叱咤激励したりされたりで、今も永くお付き合い頂いています。本当に感謝ですm(__)m
パン教室をやったからこそ、沢山の出会いに恵まれました。

今年は20周年なので、少し、こんなお話しを綴っていこうと思います

つづく。。。