自然酵母っていうんだけど


自然の中には数知れず酵母がいっぱいなんです。それはとっても強くて、何千年経っても今もなお生き続けて私たちの食を豊かにしてくれているんです。だから、BonBでは自然酵母って呼んでいます。

果物から酵母を採って、、」なんて言うと、すっごく難しくて面倒な事じゃないかしら?ときっと多くの人はそう思う(かつて私もそうでした、なぜなら本が面倒なことばかり書いて、その通りにやってもそうならない)。皆さんの気持ちはよ〜くわかるのです。

まず瓶は煮沸して」って、しないしない。私しないです。そもそも、瓶についている雑菌などで育たない酵母は良いパンにならないと思っております。普通に洗うだけ。
手袋、マスク」あり得ないですね〜。
パンは五千年もの歴史があります。衛生状態が今より悪い状況の中でも強い酵母だけが残って人の役にたってきたんですよ、そう思いませんか?
酵母が育たない環境が家にあるとしたら、それは人にも良い環境とはいえないような気がします。

パンを焼くことがそんなに綿密でややっこしい事なら、欧米ではお家でパンなんか焼けなかったことでしょうね。当たり前のように、いいかげんで、適当で、いつもこんな感じで焼いてますって、それでなければ365日毎日、パンを食べることできなかったでしょうね。

自然酵母のパン焼いて思います。これがパン焼きの原点だったんだろうな〜って。安心します。

粉を数回つないで」って、そんなことしないです。採れた酵母と少しの粉を1回だけ合わせて、より酵母を強くしてあげます、酵母の餌にもなるしね。強くならなければ何度も粉足してやるわけ??そんな事やってたらパンいつになったら食べられるわけ?と思います。

家庭では家庭のやり方があります。自然酵母は安心して使えるので、やり方はいくらでもあります。決まりきった一つのやり方に押し込むことが無理な世界なんですよ。

じゃあ、どうすれば良いのか?それはただ、季節を感じればきっと良いパンが焼けるんです。

そう思って、いつもこんなパン焼いています。こういうパンが私、大好きなんです。このお話しの続きは、また今度。