自然酵母の季節<初めての人へ>

やっと夏が過ぎました。いよいよ本格的パンの季節。そしてパン作りの季節です。
ずーっと、ずっーと前から、自然の果物などから酵母を採ってパンを焼く。「天然酵母の〜」「○○種酵母の〜」など、本もいっぱい出てますよ。私もその昔、本を見ながら挑戦して挫折した1人です。「こんな事、家庭でできるわけないわ」ってね。
でも、欧米では元来、パンは家庭で焼いたもの。それも、イースト菌というものが商品化してないずーっと前からパンは焼かれていたもの。なんで、こんなにややっこしいのだ????

そもそも酵母とは何?果物から酵母が採れるってどういうことよ?瓶の消毒??何日もかかるって??
べーグルのレシピを作った時もそうでした、「なぜ2回発酵って決まってるの?1回だっていいのでは?」。私はいつも今ある情報を斜めからみたり、裏返したり、否定してみたりするクセがあるのね。そうやって考えると意外にも面白いものが出来たりするのですよ(^−^)
「瓶の煮沸したりするの面倒だし。何日もかけて量を増やして、それが冷蔵庫に占領されるの嫌だし。時間に縛られるの嫌だし。家で気軽に楽しみたいわ〜」と。
とにかく試行錯誤+いい加減+たまたま=好きなパンが焼けた!!

私たちの環境は酵母だらけなんですよ(^O^)/この右写真は、今年、梅シロップ漬けを作って、梅のエキスが全部出てしまってシワシワになってしまったもの(食べると果肉は固くなってますが甘すっぱくてまあまあ美味しいです)。
これに水を加えておくだけで酵母が起きてしまった(^O^)/そのうえ、まるで水を含んで梅が生き返ったよう(下写真)。シロップ漬けで甘くなっているから、本当に水だけ。そして常温で適当な所に置いておく。たったそれだけのこと。気温が丁度よければ、2、3日で、寒ければ1週間くらいはかかるかな。この泡泡が見えるまでそれも元気な泡泡がね。この泡は酵母の呼吸だから。酵母が採れると、瓶の中のものは腐らないのが不思議ね。酵母が守っているって実感します。

「梅ちゃん酵母」試しにやってみたら採れてしまった(^^ゞので、それからは毎年、梅シロップ漬けの後はパンになっています。その他に、これから八百屋さんに並ぶ「かりん」。かりんの蜂蜜漬けは、喉にとっても良くてこれからのシーズンはかかせないの。これも試しに「かりん酵母」やってみたら、これもまたパンになりました。八百屋さんは酵母の宝庫なんですね〜。

酵母が採れた後は、少し作業がありますがクラスで説明します。とにかく、自然酵母は自然を楽しむことからスタートすることです。しかめっ面でやることではないわ、でも、向き不向きはあるかもしれないわね。ずぼら加減が大きなポイントだからね。初心者の人でも興味があれば楽しめる自然酵母のパンです。

あと、焼きもポイント!皆さんのお家にある物でパンを焼くのです。これが意外に使えます。ただ焼き方がありますので、それもクラスで紹介します。

寒くなると酵母採るのに時間がかかります。今が一番良い季節ですから、初めての人は今が始め時ですよ。
酵母は生き物、酵素たんぱく質酵母酵素の違いわかってますか?基本はどんな果物や野菜からでも酵母は採れると思います。でもパンに合う、合わないがあります。それは酵素が違うから(^0_0^)

この続きはクラスでね!10月、11月の平日のみお席あります。

梅ちゃん酵母のパンはクセがなくて、もしかしたら一番好きかもです。お薦めしたいですが、もう梅の季節は終わってしまったし(-_-;)