ニューヨーク・ベーカリーのガリガリ食パン

パン食文化は欧米から伝わってきたことは誰でもが知るところです。それまで日本にはパン食文化などなかったのですから、外国のパンを参考にしつつ、日本人の好きなのパンとして定着したものは多々あると思います。

その一つが角食パン。プルマンとも言います。本家本元はアメリカにあり、というわけでニューヨークのベーカリでも探してみると意外にみかけないものです。大体がBonBのロゴのような形の食パンが多いんですね。

ある時、ニューヨークのカフェで、トースト角食パンの上にフレッシュフルーツがミルフィーユのように重なり、その上にはちみつ+マスカルポーネがトッピングしてあるデザートに出会いました(隣テーブルの人が食べていたのを見て「あれと同じの」と注文しました)。がりがり感のある角食パンがジューシーなフルーツとはちみつがうまくからまって、「これ〜は、美味しいヒ〜」すかさず「Where can I buy this bread?」で、ベーカリー教えてもらって買いに行きましたよ。


まあ、なんとも日本の角食パンとはイメージの違うワイルドなパンで、買うのを躊躇してしまうほど。蓋をして四角に焼くこの角食パン。蓋をした部分がずいぶん焦げております。日本の角食パンには定義があるんですが、ニューヨークのそれは蓋からはみ出ようと焦げようとおかまいなしという感じがしますね。気泡も粗くてざっくりしています。「ほーこれが本場のプルマン(角食パン)!」。このパン、トーストしてがりがりにして食べると超美味しいんですよ、水分の多い野菜サンドや半熟卵をトッピングして。。。なんていうの超イケる!どうしたら、あんなにワイルドな角食パンが焼けるのか、また私の得意な試行錯誤の繰り返し、日々。

で、ようやくクラスになりました。見ためは良いとは言えませんがお薦めのパンです。フレンチトーストにしても絶品です。
クラスでは他にもNYのベーカリーで出会ったパン、セモリナツイストやベルギーワッフル(は病みつきね)紹介しています。日本では出会いないパンはやっぱり自分で焼くしかないのね!
クラス名「ニューヨーク・ベーカリー」2月11日(金祝)、12日(土)、16日(水)開催決定。年に一度のこのクラス、この機会に是非とも食べてもらいたいわ!