白い粉の秘密-自然酵母パン焼き

よく干しブドウで酵母起こすって聞くけど、それって当たり前すぎないですか?
昨年より本腰いれてメンバーの皆さんに自然酵母パンの作り方ツイートしてきました。その時節の旬の新鮮な果物や野菜から酵母を(少々乱暴ですが)をたたき起したら、美味しい本格的なパンが焼けるって。収穫の秋には季節が良いのですぐに酵母も目覚めて、パンも面白いように膨らんでパン焼きを楽しめるんです。その季節が終わったら、しょうがないから、手近にある一年中あるドライレーズンの酵母を起こすか〜って思っていました。

いやいや、まだまだ旬を楽しめますね〜。今、干し柿が旬なんです。ドライフルーツにも旬があるんですね。干し柿の白い粉は糖分が結晶化したものだそうで、この白い粉の後ろに酵母が隠れている気がしてならないんですよ。試しにやってみた1パック8個入り198円、八百屋さんで買いました。
瓶に水入れて干し柿いれて、そのまま放置。その日のうちに、酵母が呼吸してきた。2日目にはこんな感じ(左写真)。さっそく、焼いてみた。いいパンが焼けました(右写真)。干し柿の白い粉は糖分で、酵母パンの白い粉はコルプ(発酵カゴ)にパン生地がくっつかないように、いっぱい振った小麦粉です。不思議と干し柿のイメージに近い雰囲気のパンが焼けたわ(^^ゞパン焼きが面白くなると、八百屋さんの前は素通りできなくなるんですよね。旬のものの酵母でパン焼けるともっともっとパンが面白くなりますよ。ウソだと思ったら、何か瓶に水と干し柿(白い粉付)いれて置いてみたら、きっと酵母の息使いが見えてきますよ。


それから冬は酒粕が旬なんですよ〜。これが白い塊のなかに酵母が隠れているのです。使わずにはいられない。杜氏に感謝です、日本酒酵母でパン焼いてみた(左写真)。はー、日本の香りのパンだね♪

そうそう、昨年、動画も作りましたが、新鮮葡萄で酵母起こしたの、現在、生きていて冷蔵庫の中で静かにしておりますが、時々登場してもらって(右写真)こんなに持ち上がりの良い食パン焼いております。パンの味は?って、そりゃあ、とにかく美味しいに決まっているので、味のコメントはなしということで。

自然酵母失敗する人は、酵母をちゃんと見てないだけですよ