2012年 明けましておめでとうございます


「禍は忘れた頃にやってくる」という先人の言葉が語るように、昨年は、想定外な出来事が日本中を襲いました。パン教室を続けていけるのかしら?これからどうなっちゃうのかしら?物が散乱した教室内で呆然として、片付けながら不安と迷いがありました。でも先人達がその時代の出来事に逃げることなく、前へ前へ歩き続けてくれたからこそ今の私たちの生活があるのだから、とにかく自分のやれることを続けましょう♪

というわけで、昨年はいつもの年よりイベントも多く開催しました。ニューヨークへも皆で行きました。秋には文化祭も行いました。今年も引き続きイベントやクラスをより充実したものができるようにといろいろ考えを巡らせております♪本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。

さて、アメリカン・マフィンというと、ベーキングパウダーなどを使うクイックブレッドで、スィーツ系やセイバリー系があるのは皆さんよくご存知だと思いますが、この写真のパンは実はイングリッシュマフィン、イーストのパンなんです。ニューヨークで出会ったパンだから、
まさに「イングリッシュ・マフィン・イン・ニューヨーク」って言えるかしら(^^)v

違〜〜〜〜ーーーーう!!(-_-;) それはイングリッシュ・マン・イン・ニューヨーク!!!

イングリッシュ・マフィン。パスコのパンでおなじみで、だから平たいパンだとずーっと思っていました。レギュラークラス(後半)でも平たいのを焼いていますが、ニューヨークで出会ったイングリッシュ・マフィンはキノコの形をしていたのには驚きでした。なんだか、わくわくして可愛いい、心、躍るパンです♪こんな形のイングリッシュ・マフィンがおうちで焼けたら楽しくて嬉しくなっちゃう!

ニューヨークのパンから学ぶことは、本当に自由でいいという事。イングリッシュマフィンは平たくなく、こんなキノコの形をしていてもいいのね。このパン、実は上級編です。水分が多くてベタベタなんです。こんなべたついた生地をメンバーに触らせるわけにはいかないし。。。どうしたものか、でも、このテイストは残したいし。。。。いつもレシピ作りはここがポイント、ある程度の難易度はあっても、あまり難しいのは家庭向きではないしね。そこがいつも試行錯誤するところなんです。

で、ひらめいたのが「ゴムベら捏ね」。パンってね、必死で捏ねなくても、たたいたりしなくても、いいパンが焼けるって知ってた???こんなベタベタ生地を触るのも、ましてテーブルの上に広げて〜なんてごめんだわね(-"-)。

この柔らかい生地にはセルクルが必要です。最低でもクラスで使う40個、いろいろ探してみましたがコストやメンテを考えた結果、オリジナルで作る意外あり得ないと思いました。この正月中はスタッフと共にセルクル作りしています。
このキノコの形のパンを「ニューヨーク・イングリッシュ・マフィン」と名づけましょう。トーストすると外側がカリカリしてて、中がサクサクで、少しだけもっちと感があるの。定番はエッグベネディクトですが、忙しい朝はバター&ハニーで満足しちゃいますよ(^^ゞこのパンはイートコース#3で紹介しています。

他にもイートコース#1では乾燥させながら仕上げ発酵させるフラットブレッド。「パン生地は生き物だから絶対に乾燥させちゃだめ」というフレーズはパン焼きなら誰でもが思っていること、またそれが当たり前だと思いますが、見事にくつがえされましたニューヨークでね♪

とは言うものの、やつぱり基本は大事ですよ。基本がわかるからバリエーションが増えるわけです。ベーグルからパン焼くの大賛成!でもベーグルに留まらずにもっと世界を広げて欲しいと思っています。

パン作るってやればやるほど、自由になって、不思議で面白いです、とくにニューヨークはね(^^)v

追伸:スティングいいですよね、特にこの曲は何度聞いてもいいです。