パンの基本(ベーシックコース募集のお知らせ)と「マッサン」を思う。

2015年ベーシックコース(5回)の日程が決まりましたのでサイトよりお知らせしています。
常に思いますが、基本がとっても大事で、難しいパンから焼きたくなる気持ちはわかりますが、パン作りの近道は、まず基本がわかることだと思います。
それも家庭で焼くパンの基本です。とかく難しい理論から入ったり、形から入ったりする方法もありますが、理論も本も字さえ読めない頃からパンは存在しているのですからね。

Bread on Breadでは、「家庭で焼くパン」にこだわり、それも「NYスタイルのパンを中心に、世界で一つの美味しいパン」です。パンを焼く生活を提案しています。

パンの楽しみ方っていうかな(^0_0^)

NHK朝ドラ観てますか?日本酒に対抗して日本で初めて本格的ウィスキーを作る人のお話し。興味深く観ています。

「環境&熟成」マッサンがスコットランドと同じ環境を探し探し、たどりつくのが北海道余市
そうなんです、発酵とか熟成に欠かせないのは正に、環境なんです、パンを焼いていて共感できます。
日本は「カビ天国」です。その代表格が「麹(こうじ)」です。この麹文化は日本人の好きなものをいっぱい生んでくれています。味噌、醤油、酒、出し昆布、かつお節、等々。

日本はパン食の文化は生まれませんでした。なぜなら、カビ天国だからなんです。
そこで、日本のカビでパンを焼くことを考えたのが「木村屋さんの酒種あんぱん」というわけです。初代木村屋さんは、どぶろく作りをヒントに思いついたそうです。

そのパン焼きの環境がないのは、今の日本も同じです。なのに、先人達の知恵と技術で、今や米食をぬくほどのパン人気になりました。

一日で硬くなるパンを嫌い、いつまでもカビないパンを嫌い、その反面、添加物、農薬などに過剰に敏感になるのは、ちょっと違う気がしております。

パン焼きの生活がいいですよ。どこのパンよりも貴女のパンが一番おいしいに決まっているのですよ。基本のコースは内容も少し地味ではありますが、最低でもこのくらいのパンを焼けないと楽しめないと思うのです。
ベーシックコース春からスタートいたします。詳しくはこちらからどうぞ!

先人達が新しい物に挑戦して「日本で初めて」を目指し、苦悩と努力が、人との出会いによって開花していくお話しはとっても興味深いです。
Bread on Breadは19年目に入りますが、こうして続けてこれたのも人との出会いによってですものね(*^^)v

今年もクラスでいい出会いがありますようにm(__)m