ニューヨークスタイルの今と昔。。。。

ディーン&デルカが日本に上陸する前に「ニューヨークスタイルの人気のパン」(世界文化社)を出版してました。だからその頃もまだ、よく聞かれましたよ「ニューヨークスタイルってなに?」ってね。
私の感じるところはディーン&デルカが日本に上陸してからは、そんな事は言われなくなったと同時に、ニューヨークのイメージがいっきに好印象になっていったと思います。「アメリカ美味いものなし」「ニューヨーク犯罪都市」というイメージがいっきに払拭された出来事だったと思います。

なぜか、人は常に昔を懐かしみ、「○○は良かった、楽しかった」と言ってしまいます。楽しい出来事がフラッシュバックするのです。そして、その楽しかった出来事を人に伝えたいと思うのです。価値観を共有できる人を探すかのようにね。。。

そして、2005年「ニューヨークの美味しい生活」(角川春樹事務所)、なんとエッセイ本を出版したのです。ニューヨークで興味深かった出来事など、1988年辺りのニューヨークの生活を思い出して書いたものです。

ニューヨークでの出来事は、パン教室BreadonBreadのKayo先生に至るわけですが、教室ではニューヨークで出会った、日本では出会えないパンを焼く教室です。それは今も変わらず続いていますが、最近、このニューヨークスタイルに若干の温度差を感じております。

ニューヨークで好きだった個性的なレストラン、ベーカリーやカフェがどんどん無くなっていくのです。イタリアンカフェ・ラフォーチュンジョンレノンの行きつけのカフェいつも店主が好きなイタリアンオペラがBGMが流れるカフェでした。中庭で時間を過ごすのが好きでしたね。
一番好きなベーグルは「H&Hベーグル」でした。当時、住んでいたのがこの近くだったので、ベーグルの美味しさを教えてくれたベーグル屋さんです。私のレシピはH&Hベーグルを目指せ!!で作ったものです。そして、「ポップオーバーカフェ」で初めてポップオーバーに出会った衝撃は心躍りましたね(^○^)、こんなに楽しいパンがあるなんて、絶対に日本女性に伝えたいと思いました。どのお店もずーっとずーっとあったんですよ、それが、残念なことに今は。。。(;O;)、他にもいろいろ。。。

ニューヨークは流動的な街なので、新旧入れ替わりが起きるのは当たり前のことですが、Kayo先生が好きだったニューヨークスタイルは、その昔、アメリカンドリームを求めて入国してきた人たちが持ち込んだ食文化で、それが色濃いレストランやベーカリー、雑貨屋さん等々、、好きでしたね。。

ずーっと欠かさず年に一度はニューヨークへ出かけておりますが、自らも年齢も重ね、そして、ニューヨークも変わりつつある中で、Kayo先生のニューヨークスタイルはもう違うのかもしれませんね。ニューヨークへ行くのは、ニューヨークのイメージを刷り込むためで、そのイメージをクラスで具体的にするというのが自らの使命なのですが、そろそろ、ニューヨークを卒業してもいいのかもしれませんよ(^_^.)。

そこで、今年はこれが最後で「Kayo先生と行くNY満喫&アーミッシュ村」を計画しています(現在、メンバー優先受付中)。フリータイムには、日本では紹介されてないカフェや、昔からあるデリなどへご案内する予定です。

現在、昔と違うニューヨークではありますが、365日「パンフェア」の街です。パン好きにはおススメで、刺激で楽しい街には、違いはありませんよ(*^^)v

教室をスタートした頃、生徒さんたちとニューヨークへ行けたら素敵だわ〜♪と思ってた事が、実際にNYツアー企て、何度かご一緒しましたよね〜♪今回が最後になります是非また!